1. 人事責任者として欠かさない「お出迎え」のルーティン
私が人事責任者として長年続けてきた、譲れないルーティンがあります。 それは、**「入口のすぐそばでお出迎えをすること」**です。
多くの学生さんや求職者の方は、扉を叩く瞬間に強い緊張と不安を抱えています。だからこそ、まずは私たちが元気よく挨拶をし、お越しいただいたことへの感謝を真っ先に伝える。この一歩が、その後の対話の質を決めると信じています。
2. 店舗時代の教え:お名前を呼び、出口まで見送る
この姿勢は、店舗に勤務していた時代に叩き込まれた「販売の基本」そのものです。
- お客様の方を向いて元気に挨拶し、お出迎えする。
- お名前を呼んで対話をする。
- お帰りの際は出口までお見送りし、感謝を尽くす。
「お出迎え三歩、お見送り七歩」という言葉があるように、採用においても、一人のゲストとして敬意を払う姿勢は全く同じ。私にとっては、自然と体が動く当たり前の振る舞いでした。
3. 「圧倒的なリスペクト」が生む心理的安全
セールスでもリクルーティングでも、最も重要なのは**「心理的安全性の確保」**です。 いきなり核心に触れるのではなく、日常の話題や趣味の話から「共通点」を探す。共通点が見つかると、場は一気に華やぎ、コミュニケーションを阻んでいた壁が溶けていきます。
ここで大きな力を発揮するのが、キャリアコンサルタントの学びで習得した「傾聴」のスキルです。以前のブログでも触れた、カール・ロジャーズの**「受容・共感・自己一致」**。相手を無条件に肯定する姿勢で耳を傾けていると、相手は自然と心を開き、本音を話してくださいます。
*下記ブログ内でもロジャーズについてふれています

人事にこそ「対人スキル」の武器を
キャリアコンサルタントの学びは、人材業界や就労支援の現場だけで活きるものではありません。 企業の人事担当者がこの対人スキルを身につけることで、採用の質、社員育成、内部相談のすべてのレベルが飛躍的に向上します。
「お出迎え」という小さな一歩から始まる信頼関係。皆さんの現場でも、まずは笑顔の挨拶から始めてみませんか?