しぐさは言葉よりも雄弁?ビジネスに活かす「ノンバーバルコミュニケーション」の極意

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1. 人は「言葉以外」でもメッセージを発信している

人事を任された際、学生さんや社員の皆さんと接する中で、私はあることに気づきました。「人は言葉だけでなく、表情や仕草でも何かを訴えているのではないか?」ということです。

面接で「本当の本音」を言えているか、あるいは体調が悪いのに無理をしていないか。そんな微細なサインを読み取るために学んだのが、**ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)**です。今回は、私自身の経験から得た「しぐさが発する内面のサイン」をいくつかご紹介します。

2. 足元に現れる「緊張」と「安心」

まずは「足の動き」です。椅子に座った際、足を後ろに引いている場合は、緊張や不安を感じているサインであることが多いです。

面白いことに、会議の参加者を観察していると、自分の発表が迫っている人は足をグッと引いて座っています。一方で、出番が終わってリラックスしている人は足を前に投げ出していたりします。ところが、急に自分に火の粉が飛んでくる議題になると、先ほどまで足を伸ばしていた人も、瞬時に足を引いて「自分事」の構えに入るのです。 会議や面接の際は、ぜひ一度、出席者の足元をそっと観察してみてください。

3. 首元への手は「SOS」のサイン

管理職やマネージャーの方にぜひ知っておいていただきたいのが、上半身の動きです。 特に首元に手を当てている仕草には注意が必要です。これは不安、不快、苦痛などを感じている際に出やすいサインです。

実際、新入社員研修などでこの仕草をしている方にそっと声をかけると、「周囲のスピードについていけない」「睡眠が十分にとれていない」といった悩みを抱えているケースが多々ありました。無意識のSOSを見逃さず、人事担当者として優しく寄り添うきっかけにしたいものです。 (*悪用厳禁ですよ!笑)

4. 自信の表れ「尖塔(せんとう)のポーズ」

これは私自身も確信を持った仕草です。両手の指先を合わせ、ピラミッドのような形を作る**「尖塔のポーズ」**。 これは自分の考えや地位に対する「強い自信」の表れです。ニュースで各国の大統領が演説する際や、セミナーに登壇する社長さんがこのポーズを多用しているのを見かけますが、まさに「自分の言葉に間違いはない」というメッセージがノンバーバルで発信されているのです。

5. 相手を遠ざけてしまう「NGポーズ」

最後に、特に販売・営業・人事に携わる方が避けるべきポーズを2つお伝えします。

  • 背後で両腕を組む(王者の姿勢) 「近づくな」という威圧的なメッセージを与えてしまいます。無意識にやってしまいがちですが、相手を遠ざけてしまうタブーな姿勢です。手は前で組むようにしましょう。
  • 会話中に腕を組む 単に疲れているだけでも、ノンバーバル的には「不快感」や「拒絶」のサインです。本能的に急所(胴体)を守る姿勢のため、相手に心の壁を感じさせてしまいます。商談中などは特に気をつけたいポイントです。

気配り・心配りのスキルとして

ノンバーバルコミュニケーションは、採用から販売、そして日常生活まで、あらゆる対人関係を円滑にする強力なスキルです。

大切なのは、相手をコントロールすることではなく、相手の小さな変化に気づき、より深い気配り・心配りをすること。興味のある方は、ぜひ深掘りしてみてください。もしご質問があれば、いつでも私までご連絡くださいね。

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この記事を書いた人

松浦 裕一のアバター 松浦 裕一 代表取締役 / 国家資格キャリアコンサルタント

株式会社Advance Growth 代表取締役。小売業界27年の人事経験を持つ、国家資格キャリアコンサルタント。採用・人事制度構築・社員研修のプロフェッショナル。

▶ 代表者プロフィール・保有資格の詳細はこちら:https://ad-gro.com/company/

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